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白いシーツの上で仰向けにくつろぎ、カメラを見つめる茶色いトイプードル
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愛犬を可愛く撮るコツスマホだけで、今日から変わる

Osanpo編集部公開 2026.08.17
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スマホのカメラはこんなに進化したのに、愛犬の写真だけはなぜかうまく撮れない——ブレる、目線をくれない、なんだか実物のほうがずっと可愛い。そんな経験はありませんか?

じつはこれ、カメラの腕の問題ではありません。犬の写真が難しいのは、「動く」「ポーズしてくれない」「毛色によっては色が潰れやすい」という、犬ならではの理由があるからです。逆に言えば、犬に合わせた段取りさえ知っていれば、いつものスマホのままで写真は見違えます。

我が家には、8歳のボストンテリア・源(げん)がいます。黒い毛はカメラだと表情が潰れやすく、元気に動き回る子でもあるので、私たちもなかなか撮影に苦戦することがあります。この記事では、そんな源と一緒に編集部が実際に試してきた、スマホだけでできる7つのコツをまとめました。

夕方の芝生の上で、パンダのボールを前足で抱えながら舌を出してカメラを見上げる黒い毛のボストンテリア(源)

🧼 コツ1|撮る前に30秒だけ下ごしらえ

撮り始める前に、やっておきたいことが2つだけあります。どちらも一度やれば済むものです。

グリッド(画面の格子線)をオンにする

あとで紹介する構図のコツ(コツ6)で使う、画面を縦横3つに割る線です。じつはこの設定、iPhoneとAndroidで置き場所がまったく違ううえ、iPhoneは最近のアップデートで場所が変わって探しにくくなりました。機種別にまとめておきます。

iPhone(iOS 18以降)

グリッドの出し方
設定 → アプリ → カメラ → 「グリッド」をオン。「アプリ」の中に移動したので、設定の下のほうまでスクロールして探してください

iPhone(iOS 17以前)

グリッドの出し方
設定 → カメラ → 「グリッド」をオン

Android(Pixel)

グリッドの出し方
カメラアプリを開き、画面隅の「∨」→ その他の設定 → 「グリッドの種類」で3×3を選ぶ

Android(Galaxy)

グリッドの出し方
カメラアプリの歯車(設定)→ 「グリッドライン」をオン

iPhoneは設定アプリの中、Androidはカメラアプリの中にある——これが迷いポイントです。オンにすると、撮影画面はこんな見た目になります。

グリッドをオンにしたiPhoneのカメラ画面。縦横の白い線が画面を9分割していて、こちらを見上げるボストンテリア(源)の顔のあたりに線の交点が重なっている

この縦横の線がグリッドです。撮影時の画面に見えるだけで、写真そのものには写りません。線の使い方はコツ6で紹介します。

レンズを拭く

地味ですが、レンズ拭きは効果がいちばん分かりやすいコツかもしれません。犬と暮らしていると、指の皮脂だけでなく、犬が鼻先でツンと触れたり舐めたりして、スマホのレンズは思っている以上に曇っています。白っぽくもやがかかった写真の多くは、これが原因です。

📸 コツ2|一発で狙わず、連写して「選ぶ」

芝生の上で四肢を宙に浮かせてジャンプする白い犬。連写でしか捉えられない決定的瞬間の例

動く犬の決定的瞬間は、「撮る」ものではなく「選ぶ」ものです。プロの動物カメラマンも、大量に撮ってから選んでいます。スマホでも同じ戦い方をしましょう。このあとのコツ全部と組み合わせて使う、いちばんの土台です。

  • いちばん確実なのは音量ボタン… 設定 → アプリ → カメラで「音量を上げるボタンをバーストに使用」をオン(iOS 17以前は 設定 → カメラ。コツ1のグリッドと同じ場所です)。以後、音量の(+)ボタンを押し続けている間、ずっと連写(バースト)できます
  • 画面でやるなら「触れた瞬間に左へ」… シャッターボタンに触れたら、そのまま素早く左へ引きずって押さえたままにします。ここは少しコツが要って、ゆっくり押し続けると動画(QuickTake)が始まってしまいます。押してから考えず、触れた瞬間にスッと動かすのがポイントです
  • 撮ったバーストは、写真アプリの「選択...」から良い1枚だけ残せます

走る・ジャンプ・ブルブルの瞬間はもちろん、カメラ目線(コツ3)も連写と組み合わせるのが確実です。10枚撮って1枚可愛ければ大成功、くらいの気楽さでどうぞ。

LIVE(Live Photos)はどうする?

iPhoneのLIVEは、シャッターの前後1.5秒ずつを動画ごと記録する機能で、初期設定ではオンになっています。撮ったあとに写真アプリの編集から「キー写真」を選び直せるので、「あ、一瞬遅かった…」というときの保険になってくれます。

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ただし、動きを狙う本命は連写です。連写は1枚1枚がフル画質の写真として残るのに対し、LIVEの前後から選び直したキー写真は動画のコマなので、画質がひと段落ちます。ふだんはLIVEオンのまま気軽に撮って、「今日は走る姿を撮るぞ」という日は連写——という使い分けがおすすめです。

バーストのお気に入り選択画面。ブレてしまったコマ(ラグの上で伏せるボストンテリア・源)
同じバーストの中のきれいに撮れたコマ。ピントが合い、耳が立ってカメラを見つめる源

これは実際に源をバーストで撮って、写真アプリで選んでいるところ。左はブレてしまったコマ、右はきれいに撮れたコマです。同じ数秒の中でも、これだけ差が出ます。画面下のコマ一覧から、お気に入りの1枚にチェックを入れるだけ。

👀 コツ3|目線は「構えてから」もらう

カメラ目線の写真が撮れないのは、順番が逆になっていることがほとんどです。先に名前を呼んでしまうと、犬はこちらに歩いてきてしまったり、呼ばれた数秒後にはもう興味を失っていたりします。

犬は音のした方向に、耳と目を一瞬向ける習性があります。この一瞬を使うために、順番をこうします。

  • 1. 先に構図を決めて、シャッターに指を置いて構える
  • 2. 構えてから、音を出す(押すとキューキュー鳴るおもちゃ、ビニール袋のカサカサ、口で鳴らす音など)
  • 3. 顔が上がった瞬間に撮る——迷わず連写でOK(コツ2)

音への反応は最初の1〜2回がいちばん良く、繰り返すほど慣れて鈍くなります。とっておきの音は、構図が決まるまで温存しておくのがポイントです。

おやつを使う場合は、レンズのすぐ上に持つと、視線がほぼカメラ目線になります。少し横にずらせば「ふとした瞬間」風の目線も作れます。

川の中に立ち、よそ見をしているボストンテリア(源)。目線がカメラに来ていない1枚
同じ場所で、音に反応してカメラをまっすぐ見つめて笑う源

同じ場所でも、目線が来るだけでこんなに変わります。左はよそ見中、右は構えてから音を出した1枚です。

📐 コツ4|犬の目の高さまで、しゃがむ

立ったまま撮ると、写真は「人が犬を見下ろした」形になります。上からのぞき込むアングルは、遠近感で頭が大きく・体が小さく写ってしまい、いつもの姿とはどこか違う印象に。

しゃがんで犬の目の高さにカメラを合わせるだけで、写真は一気に変わります。犬が見ている世界と同じ高さになるので、表情が主役になり、背景にも奥行きが出ます

さらに低く撮りたいときは、スマホを上下逆さに持つ小ワザを。レンズが地面すれすれに来るので、寝そべった犬も自然な高さで撮れます。

お散歩中、リードを持ったまま立って見下ろして撮った源。頭が大きく写り、表情が遠い
ソファの上の源と同じ目の高さで撮った1枚。耳から前脚まで全身が入り、正面からの表情が主役になっている

左は、お散歩中にリードを持ったまま立って撮った1枚——カメラロールで一番よく見る、あの写真です。見下ろす形になって、せっかくの表情が遠くなります。右のように目の高さまで下がると、いつもの源になります。

☀️ コツ5|光は「窓際・自然光」がいちばん

写真の明るさときれいさは、カメラの性能よりで決まります。基本はこの3つです。

  • 昼間の窓際がベストポジション… やわらかい自然光は、フラッシュにもナイトモードにも勝ります
  • 順光(光を背にして撮る)… 毛色が本来の色できれいに写ります
  • 逆光(犬の後ろに光)… 輪郭がふんわり光ってドラマチックに。ただしスマホ任せだと顔が真っ暗になるので、画面の顔をタップして明るさを合わせます

黒い毛の子は「顔をタップして、明るく」

黒い犬が「顔が潰れて表情が写らない」のは、カメラが明るい背景に合わせて全体を暗くしてしまうからです。源もまさにこれ。対策はシンプルに2つです。

  • 明るい場所で撮る
  • 画面上の犬の顔をタップしてから、横に出る太陽マークを少し上にスライドして明るくする

これだけで、黒い毛の中に埋もれていた目や表情がちゃんと写ります。

薄暗い室内でおすわりしてカメラを見上げる源。顔のまわりに、タップで表示される黄色いフォーカス枠と太陽マークを説明用に描き足した図

顔をタップすると、こんなふうに黄色い枠と太陽マークが出ます(説明のために描き足した図です)。この太陽マークを上へスライドすると、画面がすこしずつ明るくなっていきます。

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フラッシュは使いません。目が不自然に光るうえ、急な発光を怖がる子も多いためです。

大きな窓のそばで撮った源のアップ。黒い毛でも顔全体に光が回り、両目にキャッチライトが入って輝いている

大きな窓のそばで光が顔に回ると、ここまで写ります。黒い毛でも、目の輝きまでちゃんと届きます。

🔲 コツ6|構図は「グリッドの交点に目を置く」だけ

人物写真でよく言われる三分割法は、犬にもそのまま効きます。コツ1でオンにしたグリッドは、縦2本・横2本の線で画面を9分割していて、線同士がクロスする点が4か所——ちょうど真ん中のマスの四隅にあります。使い方はこうです。

  • 犬の「目」を、4つの交点のどれかに置く(顔のアップなら目、全身の引きなら顔全体を、くらいのゆるさでOK)
  • 犬の視線や鼻先が向いている側に、余白を残す(右向きの子なら左上の交点に目を置くと、視線の先が空きます)
  • 迷ったら、目の高さを上の横線に合わせるだけでも写真は締まります

なぜ真ん中ではなく交点なのか。三分割法は、絵画や写真で古くから使われてきた構図の定石です。主役を中央から少しずらすと画面に余白が生まれ、その余白が視線の向きや動きを語ってくれます。犬の目を交点に置いて視線の先を空けておくと、「何を見ているんだろう」と想像がふくらんで、写真に物語が生まれます。

もちろん、ど真ん中に置く構図(日の丸構図)が悪いわけではありません。正面顔のインパクトを出したいときはむしろ有効です。ただ、全部が日の丸だとアルバムが単調になりがちなので、迷ったら交点——くらいの気持ちで十分です。

グリッド線を重ねた作例。芝生に座って見上げる源の目が左上の交点に重なり、視線の先の右側にはお水の器と余白が広がる

グリッドを重ねるとこうなります。源の目はちょうど左上の交点、視線の先の右側にはお水の器と余白。目を交点に置いて視線の先を空けると、「なにか楽しいことが起きそう」な空気ごと写ります。撮るときに間に合わなくても、あとからトリミングで整えられるのも構図のいいところです。

😴 コツ7|寝顔ともぐもぐ——「気づいていない瞬間」を狙う

ここまでは、起きている犬にカメラを向ける話でした。でも実は、いい写真がいちばん生まれやすいのは、犬がカメラに気づいていない時間です。寝顔、おやつに夢中の横顔、あくび、のび——ポーズをお願いできない犬だからこそ、素の瞬間が宝物になります。

  • 寝顔は最高の練習台… 動かないのでブレません。構図(コツ6)や光(コツ5)を、ゆっくり時間をかけて試せます。犬の写真の練習は、寝ている間にどうぞ
  • 夢中の横顔を、そっと… おやつやおもちゃに集中しているときは、少し離れた場所から気配を消して。声はかけず、カメラだけがそっと近づきます
  • 音で起こさない… LIVE(コツ2)がオンだと、シャッター音は控えめな音に変わります。それでも起きてしまいそうなら、ビデオで撮っておいて、あとからいい瞬間をスクリーンショットで残す手もあります
膝の上で目を閉じてすやすや眠る、黒い毛のボストンテリア(源)の寝顔のアップ

何気ない寝顔ほど、あとから見返したときに「うちの子らしさ」が詰まっています。狙って撮れない分、気づいたときがシャッターチャンスです。

🐾 おまけ|撮影は犬のペースで

最後にひとつだけ。カメラをじっと向けると顔をそむける子がいますが、これは犬の言葉では「じっと見つめる=プレッシャー」だから。無理に追いかけず、スマホを顔の高さから少し外したり、おやつと組み合わせて「カメラ=いいことがある」にしてあげてください。

おやつを使った日は、その分ごはんを少し減らして調整を。遊ばせたあとの、ちょっと疲れて落ち着いたタイミングが、実はいちばんの撮影チャンスです。

床に伏せて、大きなガムを前足で抱えて夢中でかじるボストンテリア(源)

💬 よくある質問

Qじっとしてくれません。

じっとさせるより、連写で「動きの中の1枚」を選ぶほうが早道です。おすわりが得意な子は、おすわり→構える→音の順で。遊んだあとの落ち着いたタイミングも狙い目です。

Q黒い犬の顔が真っ黒に潰れます。

カメラが背景の明るさに引っ張られているのが原因です。明るい場所で、画面上の犬の顔をタップし、太陽マークを上にスライドして明るく。背景を明るい色(白い壁・芝生)にすると輪郭も出ます。

Q室内が暗くてブレます。

夜に頑張るより、昼間の窓際で撮り直すのが確実です。犬が動くのでナイトモードはブレやすく、フラッシュは目が光るうえ怖がる子もいるためおすすめしません。

Qカメラを向けると顔をそむけます。

レンズをじっと向けられるのは、犬にとって「見つめられている」プレッシャーになることがあります。少し離れて視線を外しつつ構え、音で一瞬だけ目線をもらう方式に切り替えてみてください。

📌 まとめ

  • 下ごしらえはグリッドON+レンズ拭きの30秒
  • 連写して選ぶ。10枚に1枚で大成功。LIVEは「保険」
  • 目線は構えてから音。とっておきの音は温存する
  • 犬の目の高さまでしゃがむ。上から撮らない
  • 光は昼間の窓際。黒い子は顔をタップして明るく
  • 構図はグリッドの交点に目、視線の先に余白
  • 寝顔やもぐもぐ——気づいていない瞬間こそシャッターチャンス

7つ全部を一度にやる必要はありません。今日の散歩でひとつ——まずは「しゃがむ」(コツ4)だけでも、写真は変わります。

そして、上手に撮れたうちの子の写真や、「うちではこう撮ってる」というコツがあれば、OsanpoのXThreadsにメンションして、ぜひ教えてもらえると嬉しいです。

📚 出典・参考

iPhoneの操作と仕様はApple公式のユーザガイドを参照したうえで、実機のiPhoneでも確認しています。設定画面の場所はiOSのバージョンによって変わることがあるので、見つからないときは設定アプリの検索窓から「グリッド」「バースト」を探してみてください。犬の行動については獣医師監修の記事を参照しました。

Osanpo編集部の犬、源
著者
Osanpo編集部
相棒は源(ボストンテリア・8歳)
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